病院建築、工場・倉庫・商業施設の建設、
高齢者住宅事業を成功に導くコンストラクションマネジメント会社

ASEAN ホームページからの資料請求・お問い合わせ

ブログ

計画の初期段階にこそ、SPDの検討を

2017年04月14日 [ 病院関連 ]


SPDとは、Supply Processing Distributionの略で、
病院内の物品や物流の管理・運営システムのことを指しますが、
いまや部門の名称もしくは部屋名と同一化して語られるようになるほど、
建築の計画の初期段階において検討するべき重要な課題となっています。

経営的な視点でのSPD導入のメリットは、院内物流に関する厳密な原価管理、
在庫管理、業務の効率化を図ることにより、ムダなスペースが削減され、
イニシャルやランニングコスト削減への効果が高いことや、職員のマンパワー
の低減を図ることで、業務効率が上がり、患者サービスの提供に注力でき、
顧客満足度や院内の安全性の向上することにあります。


病院建設の基本構想段階において、こうしたSPDのメリットを期待しながらも、
実際にはどこからどう手を付けていったらよいのかわからないという
病院様から相談を受けることが増えてきましたが、最近ある案件において、
平面計画がある程度進んでいるにもかかわらず、不安を抱えてられて
アドバイスを求められるケースがありました。


このケースでは、設計を進めるうちにSPDシステムと建築との整合性に齟齬が
ひろがり、計画が混乱する状況となっているようでした。


SPDシステム導入に際し課題となるのは、「院内供給物品の在庫量とスペース」、
「院内各部門への搬送方法と動線」ですが、これらは建築計画におけるゾーニングや
動線、部門面積やエレベーターを始めとする搬送設備、さらには電子カルテシステム
との密接な連動とおおきく絡むために、関係する病院内の各部門の合意形成を、
きちんと踏まえた上での設計与条件の設定が、重要なのですが、このケースでは、
その合意形成が不十分だったために、設計の進捗ともない、破綻が起こったと
考えられます。


こうした破綻を防ぐためには、以下のポイントをまず院内にてしっかり議論し、
結論を共有化することが重要です。


1.SPDシステムの管理範囲:物品だけでなく、薬剤や医療機器、リネン類などを
どこまでSPDシステムの対象とするかのと責任体制の確定

2. 物品の管理スペースの位置と方法:在庫は院内に倉庫を計画するのか、
院外倉庫等にて管理するのかの方針

3. 物品情報の管理方式と搬送方法:バーコードシステムなどの導入による
定数管理方法の選定。搬送は職員なのか外部委託か、搬送機器を用いるのかなど。


1,2における決定は、スタッフステーション、手術室、中央及び各部署の倉庫、
そして部門面積に影響します。

3の職員か外部委託かの決定は、エレベーターの位置、供給関連諸室のゾーニング
に大きく影響します。


病院で扱う「物品」は、薬剤、医療材料、日用雑貨、検体、滅菌物、ME機器、
リネンなど多種多様で、部門によって量も質も異なります。

その管理を部門毎の要求でなく、横断的かつマクロな視点で考えることが重要です。

しかし、SPDシステム(サービス動線)を重視するあまり、医療関連の動線やゾーニ
ングが犠牲になるようでは、本末転倒です。


来院者に利用しやすい1階部分は、搬出入にも利便性が高いわけですが、とはいえ
サービス動線の効率性を優先し、サービス関連の部門で占めてしまうのもバランスの
悪い計画となりますし、地下に設けるというのもコスト的には最適な解決方法とは
言えないでしょう。



お問い合わせ

建設コンサルティング、コンストラクションマネジメントについて

東京 TEL:03-3526-4181

大阪 TEL:06-6363-6066

ホームページからのお問い合わせはこちら

資料請求・お問い合わせ

SIDEMENU

トピックス

コンストラクションマネジメント 無料情報誌

病院、商業施設、高齢者住宅を成功に導くコンストラクションマネジメントのノウハウやコスト削減事例が満載

コンストラクションマネジメント 無料情報誌

病院建築メルマガ


高齢者住宅メルマガ