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先日、ある食品メーカー様から新工場建設の相談がありました。
最初に計画内容をお聞きしたのは、建設部門のご担当者の方でした。
新工場建設の目的、内部機能への要求内容そしてスケジュールです。
ご担当者の方からは、経営計画として来年の8月には稼働開始をしたいとのことです。
事業主様で作られたスケジュールを見させていただくと稼働開始は10月になっています。
「このスケジュールより2ヶ月前倒しで稼働開始したい。
その上で、内部機能の充実と最適な建設費で新工場を建設したい」とのことです。
すでに、計画地での開発協議を委託する会社に依頼しており、大まかな全体スケジュールがあり、その中で稼働開始を前倒しできないかとの相談でした。
一度、その開発協議の状況、スケジュール条件等を委託している企業にお伺いする機会を頂きました。
後日、委託している企業との面談の際には、事業主様の会社の方は建設部門のご担当の方と社長が同席され、全体スケジュールの状況・条件をヒアリングしました。
その際に、ご担当の方からは「8月に稼働開始できそうですか」と聞かれましたが、社長様からは、「スケジュールも大事だけど、しっかりとした機能を持つ工場を建ててほしい。スケジュールと建設費は最適なバランスでお願いしたい。」とのこと。
社長様の言われる通り、スケジュールを優先してしまうと綿密な機能の検討がおろそかになりかねません。
今回の新工場では、内部設備も合わせると25億円程度の投資になります。
一度建てた工場は何十年も使う建物となります。
確かに最短で工場を稼働させ、収益を生む施設とすることは望まれますが、稼働が始まってから使い勝手が悪い、改修が必要になる、水光熱費が多くかかってしまうなどの不具合が生まれてしまうようでは事業としては失敗とも言えます。
ご担当の方は、経営層から与えられたミッションを全うしようとしての発言ですので否定はできませんが、やはり経営者の考えは、このような大きな投資を支援させていただく際には聞かせていただくと事業方針がはっきりします。
プラスPMの経営理念には、
「お客様の成長発展のために最高のサービスを提供する」
という言葉があります。
経営的な視点に立って、建設事業の推進支援をするというミッションのもと、本工場の支援をさせていただこうと思っております。
当社コンサルタントによる初期ヒアリングは無料です。まずはお客様のご要望をおうかがいいたします。