ブログ
ある企業様が、所有している倉庫を解体して工場を建設するということで、プラスPMに事業の相談がありました。
この工場建設のプロジェクト統括をご依頼いただき、プロジェクトがスタートしました。
計画地周辺は工場も多く、倉庫として購入する前の用途も不明とのことで、ある心配が浮かびました。
土壌汚染の懸念が無いかということです。
今回は工場での食品生産と聞いており、納入先によっては、生産工場の土壌状況までをも気にすることが考えられましたので、事業主様に土地の調査を進言させていただきました。
計画地のこれまでの経緯(地歴)を調べたところ、倉庫の前に工場として使用していたことが判明し、土壌が有害物質により汚染されている可能性がありました。
そして実際に土壌を採取し調査を行ったところ、土壌に有害物質が含まれていることが分かりました。
検出された有害物質は微量であり、法規制の範囲を超えるものではありませんでしたが、事業主様の判断は、追加の費用が発生しても将来のリスクを回避することを選択されました。
この事例は、プロジェクトの初期段階で判明しましたので、事業予算の立て直しも可能になります。
さらに見方を変えて、事業コストという視点で見れば、コストは増加していますが、経営という視点で見れば、将来のリスクを回避できたということになります。
土壌のことに気が付かない、もしくは事前の調査を経費削減にとらわれて実施しなかった場合、汚染土壌の上に工場が建ってしまったかもしれず、事業主様も顧客を失う可能性があったということです。
プラスPMが行う建設プロジェクト支援では、コスト管理や品質管理、スケジュール管理に加えて、この案件のようなリスク管理も含まれます。
建設事業では、一時のコスト増を受け入れてでも、その先にある大きなリスクを回避するという判断も必要になるのです。
プラスPMでは、様々な状況を想定したご提案、ご支援を行うことが可能です。
スムーズでより低リスクな事業計画を実現するなら、是非一度コンストラクション・マネジメントのプラスPMへお声掛けください。
当社コンサルタントによる初期ヒアリングは無料です。まずはお客様のご要望をおうかがいいたします。