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今回の介護保険法の改正では、『重点化』と『効率化』がキーワードであると前回お伝えしましたが、『重点化』と『効率化』の名のもとに、大規模法人への集約が進んだり、医療・看護との連携がしやすい法人が有利になるようです。
そうすると、規模の小さな事業者、とりわけ軽度の方へのサービス提供がおろそかになり、長い目で見ると軽度の方の重度化を招くことも懸念されます。
先日お会いした医療法人から、病院の建替えを機に、予てから地域の声もあり、本格的に介護事業を進めたいという相談がありました。
規模は大きくありませんが、地域の高齢者に対して在宅復帰のためのリハビリに特化した、地域でもダントツ人気の整形外科病院です。
地域ニーズの高まりから、在宅への訪問リハビリサービスや、訪問看護、将来的には退院後の受け皿も視野にいれた考えをお持ちなので、構想段階でしっかりとしたシミュレーションが必要であるという共通認識を持つことができました。
地域包括ケアの大きな流れの中、事業者のみなさんが、どのように対応していくべきか、非常に悩ましい選択と決断が必要です。
特に老朽化した施設の建替えを控えた事業者の経営方針決定には綿密な事業シミュレーションは欠かせません。
建設事業のパターンにより、投資金額と期間に様々な選択肢があり、そのメリット、デメリットも含めて十分な検証が必要です。この時に重要なのが建設コストです。
昨今の建設市場の高騰により、建設事業費を予測することは非常に困難になっており、2020年の東京オリンピック開催に向け、また2017年4月の消費増税の駆け込み需要により建設発注のピークが訪れますので、いかにブレの少ない建設投資額のシミュレーションを行うかがポイントになります。
新築の場合でも建設コストを抑えることが事業にとって重要なことは言うまでもありません。
プラスPMでは介護施設の新築事業の支援をしております。
事業着手前の構想段階が最も重要と考えており、まずはどの計画地で建てるかの大きな方針を決める際に、いくつかのケーススタディをさせていただきます。
この時に平面計画だけでなく、それぞれの土地の取得費、工期、そして何よりも重要な『正確な建設費のシミュレーション』を行い、大方針を決定する支援からスタート致します。
初期の事業費予測が正確でなければ事業途中でエラーや事業費の見なおしを余儀なくされます。
場合によっては大幅な設計の見なおしが発生しますので、安全な事業を進めていただくために、是非とも事業着手前のシミュレーションを行うことをお勧めします。
また、弊社では構想段階の次のステップとして、設計者選定、設計、発注、施工の各段階のコスト管理もトータルにご支援しておりますのでお気軽にお声かけください。
当社コンサルタントによる初期ヒアリングは無料です。まずはお客様のご要望をおうかがいいたします。