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サ高住の登録に必須となっている基本的なサービスのひとつ、安否確認。
その考え方やシステムはひとつの言葉で表せない程、事業者様によって異なります。
見方を変えるとこれらのサービスをどのように提供しているかで、その事業者様の入居者様への姿勢がうかがえるともいえます。
安否確認システムの最も代表的なものといえば、ナースコールのような緊急通報装置でしょう。
ベッドサイドやトイレ、浴室など専有・共用に関わらずあらゆる場所に取り付けられます。
この設置位置も事業者様の考え方によって様々で、弊社でもよくお問い合わせいただくご相談のひとつです。
一般的な事例を提供しながら個別に検討、提案しておりますが、あらゆる事象に対応しようとすると、どうしても設置数が増えます。
そんな悩みを簡単な方法で解決されているケースがありました。
それはキッズケータイをナースコール代わりに利用するアイディアです。
スタッフへの相談は事前に電話番号を登録したワンボタンで通話でき、緊急時には防犯ブザーをコール代わりに鳴らします。
軽いことから入居者様に首からぶら下げてもらえるので、設置位置に悩むこともありません。
ただし、常に首にかけていてもらえるかという懸念は残ります。
また、携帯電話会社がそのサービスをずっと提供するかという課題はありますが、このような使い方が広まればシニアケータイとして提供されるかもしれませんね。
この例は非常にシンプルな安否確認システムですが、逆に様々な機能を付加したり連携させたりしたシステムも増えてきています。
天井等に空間センサーを設置し、一定時間内に在室者の動きが無いと通報するシステムは、よく導入されるもののひとつです。
経営の神様が創業者である総合電機メーカーのP社が最近開発したのは、エアコンとこのシステムを連携させたものです。
最近のエアコンには在室者の位置や動きを検知するセンサーが付いていますが、これを安否確認に応用することでセンサーの設置コストを削減しています。
また、エアコンの情報を一元管理することもでき、スタッフが各室を回って室温調整などをしていたのが、管理室で個別にできるようになり負担を減らすことができます。
いずれのシステムも入居者様の安心便利とそこで働くスタッフの負担軽減、そしてランニングを含めたコストのバランスを考慮して導入する必要があります。
そしてその答えは何を重視するかという事業者様の考え方によって異なります。
システム以上に難解な課題ですが、弊社ではお客様の立場で最適な提案を続けております。
是非一度、サ高住におけるコンストラクション・マネジメントで豊富な実績があるプラスPMへご相談ください。
当社コンサルタントによる初期ヒアリングは無料です。まずはお客様のご要望をおうかがいいたします。