コンストラクション・マネジメント 株式会社プラスPM

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高齢者施設

職場でもある高齢者住宅

団塊の世代が後期高齢者の年齢に達するという2025年はまだ先です。

しかし既に、如何にして介護職人材を確保するのか、という問題に経営者・管理者のみなさまは頭を悩まされています。

高齢者住宅の建設を計画する上で、ご入居者目線でよりよい住まいをつくるというのは当然のことです。
しかし、職員にとってみればそこは職場です。
同じ給与や待遇であれば、よりよい労働環境で働きたいと思うのは当然のこと。
ですから、よりよい職場をつくるという視点も欠かせません。

今回はよりよい人材を確保する為のよりよい職場にする建築計画上のポイントをお伝えしたいと思います。


しばしば、「職員休憩室等の裏方は極力コンパクトに、そして安価な仕上材料で」という要望をいただくことがあります。

建設費が高止まりしている昨今ですから、無駄な費用を抑える為に意識すべきですが、極端にすれば職員の不満が募るばかりか、業務に支障が出ることもあります。

例えば休憩室とは名ばかりで、更衣室への通路のようなものを見かけることがあります。
椅子とテーブルやミニキッチン、小さくてもいいので冷蔵庫や電子レンジは、適切な休息を取る為に必要と考えます。

また、更衣室は人数分のロッカーを置けるように計画します。
ひとつのロッカーを複数人で共用させる事業者様もいらっしゃいますが、ひとたび紛失や盗難があれば職員同士の絆に綻びが生じてしまいます。
複数の職員の連携が重要な介護の現場ですから、無用なトラブルを防ぐ為にも必要な設備といえます。

下足箱も人数分以上を確保します。
この時配慮したいのがブーツ置場です。
比較的女性が多い職場ですから、冬や雨の日は背の高いブーツを履く人が多い傾向にあります。
そこで下足箱の高さを150cm位、段数でいうと5段にし、ブーツの場合は箱の上に置いてもらえるようにします。

ただし何故か、この高さの下足箱が既製品ではなかなかありません。
そこで既製品よりはコストがかかりますが、簡単なもので構わないので家具工事でつくると、かけたコスト以上にスペースを有効活用できます。

裏方のうち最もその環境に気を付けたいのが喫煙室です。
日本禁煙学会のある論文によると、介護職員の喫煙率は男性が51.0%、女性が23.9%で国民平均よりもかなり高く、女性介護職員は一般女性よりも2倍高い比率です。

一方で、全く吸わない職員も入居者もいますから、臭いが漏れないように空気の流れを作ることが肝心です。
具体的には常に喫煙室内が負圧になるよう排気をし、扉は開き戸ではなく引戸にしてなるべく空気を撹拌させないこと。
また、扉には大きめのガラス窓を設け、常時人の目に触れるようにします。
火災の火元になりやすい場所ですし、入居者に対しては安全管理面で、職員に対しては勤怠管理面で長時間滞在していないかを確認するためです。


入居者獲得と同じくらいか、それ以上に困難な介護職員の確保。
ここで働きたい、ここが職場でよかったと職員のみなさんが思えるような居場所をつくれば、その働きぶりが入居者によい影響を与え、よいサイクルを生むことになるでしょう。


プラスPMでは、入居者目線だけではなく、職員の立場も配慮して建築計画の支援をさせていただいております。
是非一度、高齢者住宅のコンストラクション・マネジメントを得意とする弊社へご相談ください。

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