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病院建設

設計図を見直す

今回のメルマガでは、建設コスト高騰の中、建設費削減のために「設計図を見直す」ということについて、お話したいと思います。

建物をつくるための設計図一式をじっくりと見られたことがありますでしょうか。
病院の建替え工事で20億円規模であれば、設計図は300枚ほどになります。

建築図、構造図、電気設備図、機械設備図などに分類されており、建物を建設する(見積りする)ための技術的表現で作図されているので病院関係者には、とても理解出来ないものです。

この設計図(仕様書)をゼネコンに配布し、見積りをしてもらい、交渉し、工事請負契約をするのですが、ここで重要なのは、病院が、その「内容を理解していないもの」を使ってゼネコンと契約するという、とても怖い状況である点です。

そこで、病院は設計事務所の担当者を信頼し、任せるしかないのですが、設計事務所の方も、設計仕様をすべて理解している人は実は数名しかいない状況がほとんどなのです。

これは、建設技術は専門分化されているのが理由で、例えば、デザインの担当者は空調設備の仕様についてはほぼ理解できていないということです。

設計業務は統括責任者がバランスを見ながら、各部門の設計仕様を最適化するのが仕事ですが、さすがに、全ての仕様を解説出来る方とはお会いしたことはありません。

また、専門分化された各部門の設計者は、設計図納品に間に合わせるため下記のような思考に陥る場合があります。
(私自身が設計者として働いていた経験も含みます・・・)

・検討する時間を減らすため、前の案件での仕様を参考にしたい。

・竣工後に設計スペックが低いことによるクレームが出ないようにしたい。

・施主の要望を確認しきれなかった部分は、「大は小を兼ねる」仕様にしておく。

・工事中の不測の事態に対応するため、少し余裕を持った設計にしておきたい。

・デザインのいいものを使ってみたい。

このような思考の中で設計図は完成していきますので、必ず、建設コスト削減の余地が出てきます。
病院から、設計図の見直し依頼を受け、弊社のコスト削減案を一つ一つ解説していくと(時間はかかりますが)、

「そうなっていたんだ!建設予算も厳しいし、それはいらないな」

ということが多々あります。

設計事務所の方を信頼して任せることは必要ですし、疑う必要はないのですが、医療の世界でもセカンドオピニオンがあるように、建築の世界の設計図についても第三者の目でみることで設計内容の理解も深まりますし、建設コスト削減になることが多いです。

一度設計図を見直してみては如何でしょうか

是非、プラスPMにご相談下さい。

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