CM方式を採用する主なメリットは、「コストの削減」「工期の短縮」「高い品質の確保」が期待できることです。これに加えて、「アカウンタビリティの確保」も見込めます。
※CM方式は必ずしもコスト削減と工期短縮の両立を保証するものではありません。
コスト削減効果
CMrからの情報共有により、市場の実勢価格とプロジェクト特性を踏まえた価格の妥当性を把握したうえでの意思決定ができます。さらに、コスト削減効果のある技術提案や、発注戦略の提案を受けられます。
工期の短縮、品質の確保
建設プロジェクトでは、コスト削減のみを意識すると工期オーバーや品質低下のリスクが増大します。CM方式では、コスト削減を狙いながら工期の短縮と品質の確保を両立できる可能性があります。
多様な発注方式の活用
建設プロジェクトには、設計施工分離発注方式や、設計施工一括発注方式(デザインビルド方式)、ECI方式(Early Contractor Involvement方式)など様々な発注方式があります。
CM方式では、様々な発注方式の違いとそれぞれの利点・欠点を把握したうえで、プロジェクトの目標に合わせて最適な選択ができるようにサポートを受けられます。最適な発注方式を選択することで、プロジェクト効率の最大化が見込めます。
アカウンタビリティの確保
CM方式の採用により、CMrからの建設プロジェクトの各工程における確認、検証、報告を通して、意思決定理由やプロジェクトの進行、費用の透明性が確保され、プロジェクト関係者へのアカウンタビリティを果たせます。