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病院建設

最適な発注には戦略が必要

ここ数年、建設工事費が急激に上昇しており、今後も長期的には引き続き上昇していくと思われます。
そのような背景の中で、最近メディアでも取り上げられている話題として、新国立競技場の建設工事費の問題があります。
当初想定の1,500億円の工事費が約2,520億円に膨れ上がり、現時点では、安倍首相がゼロベースで見直すとしており、今後も予断が許されない状況です。

ここまで建設費が高騰してしまった要因は様々です。
材料費や労務費の急激な上昇や、技術的難易度の高い計画など。

その中で、今回は要因の一つとなった発注方式についてのお話しをさせて頂きたいと思います。


新国立競技場で採用された発注方式は、ECI(Early Contract Involvement)方式という新しい発注方式です。
ECI方式というのは、設計段階において、施工予定者を一社特定し、施工予定者の持つ技術力を設計に活用するというものです。
施工予定者が協力して作成された設計図を基に、その施工予定者が精算見積りを行い、工事金額が確定するという流れです。

新国立競技場の場合、屋根の構造など非常に難易度の高い企画案を実現させるために、ゼネコンの持っている高い技術力を設計に活用することが求められ、このECI方式を採用したと思われます。
但し、ECI方式の持っている欠点として、精算見積りを行うのは設計協力を行った施工予定者一社のみになってしまうことです。

つまり、競争原理が働かない構図になってしまっているのです。

建設工事に限らず、競争相手がいない環境では価格が下がることは期待できません。
ECI方式に限らず、それぞれの発注方式には強み・弱みがあります。

私たちプラスPMがご支援させて頂いております病院建設においては特に、現地建替え、増築・改修が一体となった計画など、他の用途と比較すると、非常に複雑な計画となることが多いです。
その課題解決のためには、最適な発注方式の採用や、各発注方式の持つ強み・弱みの把握、リスク対策を行うことが、事業成功の大きな要因となります。

プラスPMにおきましても、ECI方式を採用した実績があります。
目的は、施工者の技術力を活用しながらコストダウンを図ることです。
その際には、施工予定者選定後、いかに工事費が増大しないように、発注者・施工者が合意できるように事業を進めるかの対策を予め事前に打ちながら、事業を進めました。

全く同じ建物がないように、建設事業成功への道も各プロジェクトごとにそれぞれ違います。
各プロジェクトの抱える課題を見極め、発注方式を含めた最適な戦略を練り、安心・安全な事業の推進支援を行うことがプラスPMのコンストラクション・マネジメントです。

設計者やゼネコンをどの様に選んだらよいかなど事業の進め方や、コストダウンをどのようにしたらよいかなど、ぜひ一度、プラスPMにご相談ください。


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