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病院建設

病院建設は設計中がポイント

あるお客様からこんな相談がありました。

「病院の建設中に建設会社から多くの追加工事の見積書が出てきて困っている。」

内容を聞いてみると、病院施工中に設計変更が起こり、その変更によって数億円もの追加工事の見積が出てきているとのことでした。
こうなると、予算内で発注したとしても、施工中に予算オーバーになってしまいますね。

では、なぜそのようなことが起こるのでしょうか?
建設会社がやたらに変更見積を出しているのでしょうか?
あるいは、お客様が必要以上に高額なものを追加要望しているからでしょうか?


いいえ、そうではなく、多くの場合「設計中に問題がある」と思われます。


設計期間中に、設計内容をしっかり詰めておかないと、施工期間中に詰め切れていない部分を決定することになり、設計変更が生じます。
そのため、建設会社から高額な変更見積が出てきてしまうのです。

しかし、病院建設は非常に複雑で様々な要素が関係し、設計変更が起こってしまいます。
例えば、設計変更が生じる要素として、

「医療方針の変更」
「スタッフの考え方が変わった」
「医療機器との関係による設計変更」

などがあり、病院建設は必ずと言ってよいほど、設計変更がつきものです。


では、今回のような事例にならないためにはどうしたらよいのでしょうか?

施工中の設計変更を最小限にとどめることが必要で、そのためには、設計期間中に仕様をできるだけ確定しておくことが必要です。


設計期間中に仕様を確定しておく手法としては、

・設計の進捗に合わせ、医療方針の変更有無の確認を行い、その内容が設計内容に反映されているかを確認する。

・設計に対する意見者(スタッフなど)と対話を行い、しっかりと意見の集約を行う。
 そのうえで、意思決定ができる会議体を開き、設計仕様を確定していく。

・医療機器の仕様を早めに決定し、建築への影響を設計段階から検討し、設備スペックを早めに決定しておく

などがあげられます。


プラスPMでは、このようなポイントを重点管理し、後々の設計変更が大きくならないように、建築プロジェクトをマネジメントしております。

また、どうしても後々に設計変更が起こる場合には、その金額が妥当なのかどうかをしっかり検証し、その費用対効果をしっかりと確認して意思決定を行うことが重要であり、このようなプロセス構築の支援も行っております。

このような手法を実行することにより、高品質に加え、適正価格での病院建設を実現できます。


最適な病院建設の実現を考えているならば、病院建設におけるコンストラクション・マネジメント実績No1のプラスPMへ、是非一度ご相談ください。

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