コンストラクション・マネジメント 株式会社プラスPM

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病院建設

本当にいいのか? 上限価格を設けない入札

先日、ある雑誌で読んだ記事に衝撃をうけました。
病院建設の工事発注にあたって、上限価格を設けずに公募するという記事です。
「建設コストが現在進行形で上昇している状況では腹をくくるしかない」とコメントされていました。

建設費の高騰がいつまで続くのか予想が出来なく発注者側が上限価格を算出することが難しいという背景の中で確実に契約を決めたい。とありました。

ふむふむ、確かに上限価格を決めなければ、不調にはならないですね・・・

で、本当にいいのでしょうか!?

病院経営上、収支計算をすれば建設投資の可能額を算出することは、難しいことではないのではと思います。
それが、上限価格なのではないでしょうか。その価格を超える建設投資はすべきではないと思います。
応札する建設会社も実績病院が、竣工後に経営破綻するようなことは望まないのではないでしょうか。

確かに、建設コスト(労務費、材料費など、建設会社の原価)は上昇し建設案件も多数あるため、建設会社の提示する建設プライスも高騰しています。

今できることは建設コストを抑えるための工夫、設計図を見直すことです無駄な面積は無いか、構造の考え方で工夫できるところはないか設備でシンプルな構成にできるところはないか時期計画へスライド出来る部分はないか・・・

さらに、見直す体制については、設計会社1社での社内レビューのみではなく、病院スタッフ、CM会社、建設会社、他の設計会社・・・
多数の目で、図面のシェイプアップを行うことが現在の建設環境で出来る最初の対策だと思います。

そのためにも本当に建設投資が可能な額はいくらなのか現在の図面で進んだ場合の建設費はいくらと予測されるのかそのギャップのためにはどの段階で対策を打たなければならないのかそういうコストマネジメントを行い、経営破綻しない病院を建設することが医療関係者、建築関係者の役割だと思います。

いくらでもいいから建設してしまえという、やり方は私は肯定できません。

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