コンストラクション・マネジメント 株式会社プラスPM

お客様の声物流施設

経営ビジョンに適応する
自由度の高い物流倉庫の実現をサポート

株式会社アダストリア・ロジスティクス株式会社アダストリア・ロジスティクス

アダストリア茨城西物流センター
株式会社アダストリア・ロジスティクス

景気や流行など需要変動要素の多いアパレル企業では、売れ筋商品の安定供給を目的として、物流倉庫の規模拡大を計画する例が増えています。一方で、マテハン設備は進化が著しく、倉庫の建設にあたっては将来の設備更新に対応できるフレキシビリティーが求められます。プラスPMがCM業務を担当し、物流センターを増築した株式会社アダストリア・ロジスティクスの中嶋俊介様、森泰憲様に、プロジェクトの詳細とプラスPMへの評価を伺いました。

アパレル企業にとって、物流はまさに経営の要。季節やトレンド、景気動向などの変動要素が多く、多品種少量化も進むなかで、いつ、どこに、何(商品)を、どのくらい、どのようにして届けるかの戦略が欠かせません。こうした物流戦略のカギを握るのが物流センターです。

株式会社アダストリア・ロジスティクスの社長と株式会社アダストリアのロジスティクス本部 部長を兼務する中嶋俊介様

株式会社アダストリア・ロジスティクスの社長と株式会社アダストリアのロジスティクス本部 部長を兼務する中嶋俊介様

株式会社アダストリアは、「Play fashion!(ファッションと人生を楽しみ、個性にあふれた世界をつくる)」をコーポレートスローガンに、衣料品や雑貨などの企画・製造・販売を手掛けるマルチブランド・ファッション企業。その商品流通を一括管理するグループ会社、株式会社アダストリア・ロジスティクスが茨城西物流センターを増築することになり、プラスPMがCM業務を担当しました。

「増築を決めた第一の動機は、主要ブランドの商材を安定的に店舗へ供給できるキャパシティーの倉庫とすることです」。アダストリア・ロジスティクスの社長で、アダストリアのロジスティクス本部 部長を兼務する中嶋俊介様は、そう振り返ります。既存棟はおよそ2万m2の広さがありますが、将来的な需要や変動のピークを考えると、十分ではありませんでした。

建築とマテハン設備の両方の知見を持つCM会社をアドバイザーに

増築の動機はそれ以外にもありました。「当社は、アパレルだけでなくライフスタイルに寄り添った生活雑貨も幅広く取り扱っています。アパレルと雑貨類では保管の仕方や必要なスペースが異なるので、アパレルにしか適応しない倉庫では、将来的に雑貨類などの拡充が予想される中、これらの対応ができないと致命的になるでしょう」と話します。これからの倉庫には、多種多様な商品に対応する自由度が欠かせないことから、増築棟は既存棟とは異なる仕様とする必要があったのです。

「われわれは建築のプロではありませんが、新しい倉庫でやりたいことがたくさんありました」と中嶋様。

一つが、物流の効率化です。具体的には「商品の多様化や物量の増加にスムーズに対応するために、メザニン(中2階)を後付けできるようにしたい」、「マテハン設備の進歩に合わせて、AGV(無人搬送車)など最先端の設備を導入できるようにしたい」といった要望がありました。

もう一つは、倉庫の中で働く人たちによりよい環境を提供することです。中嶋様は「パートナーさん(パート従業員)たちに、少しでも快適な場所で働いてもらいたいと思っていました」と話します。夏の暑さや冬の寒さが苦にならない温熱環境や空調設備、駐車場の完備などが求められました。

問題は、これらの要望をどうやって実現するか。建設会社に対してどのような形で提案を要求し、上がってきた提案の中からどのような視点で最適なものを選べばいいのか。導入するマテハン設備と、そのために必要な建築の構造、施工法。また、従業員が快適に働くことのできる仕様。さらには、それらを実現するためのコストや建築関連法規などを総合して判断できる"目利き"が必要でした。

プラスPMを起用した理由について中嶋様は、「マテハン機器と建築の両方に精通したパートナーがほしいと痛感しており、経営コンサルタントを通して、最適なCM会社を紹介してもらいました。それがプラスPMさんだったのです」と振り返ります。

増築予定地の懸案を解決した目からウロコの提案

株式会社アダストリア・ロジスティクス 国内物流管理部シニアマネジャーの森泰憲様

株式会社アダストリア・ロジスティクス 国内物流管理部シニアマネジャーの森泰憲様

この案件を担当したのが、認定コンストラクション・マネジャーであり、一級建築士の資格も持つプラスPMの福田剛志シニアコンサルタントです。発注者の戦略どおりの倉庫を実現するべく、基本計画から建設会社のコンペ要件の作成と審査、予算と工期の管理、投資回収に関する助言まで、発注者に寄り添い、きめ細かくサポートしました。

たとえば、施設の基本的な配置計画でも、建築の知見を用いた提案をしています。アダストリア・ロジスティクス 国内物流管理部シニアマネジャーの森泰憲様は「既存棟と増築予定地の間には側溝が通っていたので、当初は別棟にしなければならないと思っていました」と話します。

これに対し、福田シニアコンサルタントは側溝を排水管に変更して地中に埋設することで、既存棟と増築棟を一体化する選択肢を提示。目からウロコのこの提案は、発注者に即、受け入れられました。

既存棟の脇に通っていた側溝を排水管とし、地中に埋設することで地上からなくした。結果として、既存棟と増築棟を一体化することが可能になった

既存棟の脇に通っていた側溝を排水管とし、地中に埋設することで地上からなくした。結果として、既存棟と増築棟を一体化することが可能になった

物流戦略の練り直しにも心強いパートナーとして

施設の自由度については、費用対効果をしっかりと見極め、将来的にどのような設備が必要になり、そのためにどのような建築が必要かを助言。AGVの導入を見越して平滑度の高い床面やメザニンを増設できる十分な天井高、柱の少ない空間などの実現を支援しました。

なかでも、床の平滑度を高めるカギを握る構造設計と施工法については、建設会社を決めるコンペでも特に重視し、技術提案書に詳細な記載を求めました。そのうえで、各社の提案内容の違いやコスト面の優位性などを発注者にわかりやすく説明。発注者が判断しやすい状況を整えました。

  • コンペに応募した建設会社の提案内容を表にし、わかりやすく比較できるようにした

    コンペに応募した建設会社の提案内容を表にし、わかりやすく比較できるようにした

  • 建設会社各社の技術提案の中から厳選し、AGV導入に対応できる平滑度の高い床を実現

    建設会社各社の技術提案の中から厳選し、AGV導入に対応できる平滑度の高い床を実現

  • 既存棟と増築棟の接続部分。増築棟はメザニンを後付けできるように天井高を高くした

    既存棟と増築棟の接続部分。増築棟はメザニンを後付けできるように天井高を高くした

働く人のユーザビリティーという意味では、照明や断熱材の仕様決めが重要なポイント。快適な職場環境を実現するために、発注者ができるだけよい材料を選べるように配慮しました。「プラスPMさんが、断熱材の仕様や電灯の選択肢など、イニシャルコストだけでなく、光熱費などのランニングコストも含めて提案してくれて助かりました」と中嶋様は評価します。

廃段ボールを圧縮するリサイクル設備の導入も、働く人の作業を減らす取り組みの一つでした。輸入された商品を仕分けして各店舗や消費者へ送るため、物流センターでは段ボールの空き箱が大量に排出されます。従来は、廃棄の準備をして置き場まで運ぶ手間が発生していました。増築した倉庫には、天井から吊り下げたベルトコンベアーで空き箱を端材室へ運び、自動的に圧縮するシステムを導入。作業者は、中身を出して箱をそのままコンベアーへ載せるだけで作業が終了します。

「従業員に

「従業員に"お客さまへ届けるサービス"に集中してもらいたかった」という中嶋様の思いを実現させた廃段ボールのリサイクル設備

プラスPMの仕事ぶりに対し、中嶋様は「タスクシートで決めごとをしっかり管理し、コストと納期を予定どおりに収めてくれたことに大変感謝しています」と評価。既存棟と増築棟を一体化したことで、使いやすい倉庫になったと話します。「竣工時は大きな台風の影響で滞留していた貨物が一気に押し寄せ、ハンドリングが混乱するといったハプニングもありましたが、現在はマテハンの設置も終え、安定的に稼働しています」(中嶋様)

茨城西物流センターは、同社が国内5カ所に展開する物流拠点の中心として位置づけられています。増築面積は約3万m2に上り、既存棟と合わせて約5万m2の規模となりました。中嶋様は「現在、他の拠点と合わせて全体で物流戦略の練り直しをしています。弊社の状況を理解していただいているプラスPMさんに、いつでも相談できて心強いパートナーと思っています」と話し、次の一手に向けて意欲を覗かせていました。

担当者から

投資と効果のバランスを見極め、仕様の検討をサポート

プラスPM東京支店
シニアコンサルタント

福田 剛志

発注者の求める「将来を見越したフレキシブルな倉庫」を実現するにあたっては、どのような機器の導入を想定するかがポイントでした。すべてに対応できるようにしたのでは、投資が過大になってしまうからです。たとえば、マテハン設備については、最先端機器の選択肢を示して発注者にヒアリングし、導入の可能性が低いものを除外。可能性の高いものに絞り込んだうえで、建築の仕様を検討しました。ただし、倉庫の建設費は構造設計の考え方に大きく影響を受けるため、基本計画段階ではあまり作り込まないようにし、設計施工を担う建設会社の技術力を発揮できるようなコンペを開催しました(談)。

建築概要

工事名称アダストリア茨城西物流センター増築計画
事業主株式会社アダストリア・ロジスティクス
工事場所茨城県東茨城郡茨城町中央工業団地1-15他
敷地面積74,132.52m2
建築面積30,203.70m2
構  造S造
階  数地上1階
延べ面積30,278.70m2
コンストラクション・マネジメント株式会社プラスPM
設計監理株式会社ナカノフドー建設東京本店一級建築士事務所
施  工株式会社ナカノフドー建設東京本店
工  期2018年3月1日~2018年9月30日

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