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病院建設

発注者と建設会社の「情報の非対称性」

経済学の世界に「情報の非対称性」という言葉があります。
これは商品の売買があるとき、売り手だけが専門知識や商品、相場の情報を熟知しており、買い手側はほとんど無知である状態のことです。
売り手は海千山千だけど買い手は素人、そのままでは、買い手は簡単に丸め込まれるような怖い世界が「情報が非対称的な市場」です。

一方、情報が対称的な市場では、売り手と買い手の情報水準は同じであり、もしそれが同じでない場合でも、法律や規定によりその不平等を正すような力が働きます。

株式市場は、情報が対称的な市場の代表例です。
売買に関するあらゆる情報が、市場に参加するプレーヤーに等しく公開されています。
株式市場では、情報の非対称性を利用して利益を上げようとする行為、すなわちインサイダー取引は、犯罪として厳しく罰せられます。

病院の建設は、どちらかといえば情報が非対称な世界です。
建設会社側が専門知識も経験も大量にある「海千山千」のプレイヤーであるのに対し、買い手側である発注者は自分の事業ならともかく、建設については知識も経験も多くはありません。

もう一つ知っておくべきは、
「法人間の取引には法律の保護は及ばない」ということです。

病院の建設は発注者と建設会社の法人間取引であり、どちらが強いということもない対等の取引だと見なされるので、ここに法律の保護が及ぶことは基本的にはありません。
つまり発注者が建設会社に丸め込まれて意に沿わない建物を建てさせられたとしても、それは単なる取引の失敗、自己責任と見なされます。

病院の建設とは、「情報が非対称的である」というハンデの中で、海千山千の建設会社と互角に交渉していかなければいけない厳しい世界なのです。

設計会社や建設会社がみな、丸め込もうとはしませんが、

・コミュニケーション不足

・技術者の言葉で説明されても分からない

・詳細な設計図は見ても分からない

・分厚い見積書のどこを見たらいいのか分からない

などなど...問題が発生するシチュエーションは多数存在します。

プラスPMでは、お客様の立場に立つ技術者としてこの情報の非対称性を改善し建設プロジェクトを推進しています。
職員、利用者、みんなが納得の行く病院を建設しましょう!

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