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生産工場・物流施設

施設の改修・再整備を決断することで運用効率の向上と経営の安定を実現する

物流の目的は生産と消費の間にある時間的・空間的な距離を埋めることといわれています。
かつては輸送効率を向上させて、商品が届くまでの時間を短縮することが物流の使命とされていました。そして、そのためには輸送や保管といった機能を活かし、量、時間、場所を調整して、在庫切れや過剰在庫を防ぎながら無駄なく、効率よく商品を届ける仕組みが必要です。

一方で、労働人口の減少や、都市部への人の一極集中などから郊外の物流施設、大型倉庫では労働力の確保が難しい時代が続いています。それは今後の少子高齢化社会の加速により更に深刻化していくでしょう。

労働力不足の問題を解消していくには、今以上の作業の効率化とマテハン機器(荷役)の効果的な活用が不可欠な要素だと考えられます。

では、どのような施設づくりを行えば、物流本来の目的を達成する施設を整備することができるのでしょうか。

物流施設における【よくある課題】

まずは、現状の物流施設でみられる課題にはどのようなものがあるのかを確認してみましょう。

動線の課題

フォークリフトと作業員が同じ場所を動く動線となっていて、安全面で問題がある。もしくは、安全面を意識し過ぎて、商品の移動や補充に時間がかかり過ぎる配置となっている。

保管場所の課題

頻繁に出荷される商品が扱いにくい位置にあり、ピッキングに時間を要する、使用頻度の高い資材にもかかわらず、使用する場所から離れた資材置場に置かれている。

人員確保の課題

従業員の定着率が低いため、新規採用に要する費用(求人費)や手間(面接や採用手間)が増加している。また作業不慣れによるミスや時間ロスが生じている。

27.jpg画像出典:公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会2018年改訂 物流現場改善推進のための手引書

このような課題を、施設の改修や再整備を計画している企業様からよく伺います。
では、これらすべての課題を解決し、より効率的な運用が可能となり、従業員の定着率も高く、経営の安定を実現する理想の施設を造り上げるためにはどのように計画を進めたらいいのでしょうか。

効率的で経営の安定を実現する施設づくり

理想の施設を実現するための具体的なポイントを、フローに沿って解説します。

2.jpg

以上が、最適な物流施設の建設計画を実現するために最低限考えなければならないフローとなります。

実際には、この他に情報システム設計やマテハン設備の選定、事務や作業毎のマニュアル、セキュリティ計画の策定など...検討するべきことは多くありますが、重要なことは各手順において当初設定した「計画する物流施設の達成基準」に対してどうなのかを評価し、基準を確実に達成することです。

ES(従業員満足度)の向上が経営を安定させる

一方で、物流施設では、労働力の確保が難しい時代が続いています。今後の労働人口の減少により状況は更に深刻化していくことでしょう。

とくに課題となっているのが、パート従業員の確保、定着率です。
労働力確保の課題を解決していくには、目先のコストに捉われず、従業員満足度を上げるための設備投資として、倉庫内環境だけでなく休憩室や化粧室などの環境整備が必要です。

職場環境の改善

倉庫内設備だけでなく、事務所、会議室、休憩室、食堂、化粧室、セキュリティなどを含めた施設全体としての職場環境を改善します。

例えば、

  • 明るい照明の作業エリア
  • 作業環境、従業員のニーズに合った空調設備(方式)
  • 一人用の席、グループ用のテーブル席、休憩用のラウンジのある食堂や休憩室
  • 清潔でセキュリティ完備の更衣室

などです。

なかでも、休憩室や食堂は最も評価、比較される場所のひとつです。
一人でゆっくり休憩したい人、グループでお話をしながら食事をしたい人、食後はテレビを見ながらゆっくりしたい人など、様々な人が物流施設では働いています。従業員の皆さんが安らげる「場所」を提供することが定着率の向上にも繋がります。

託児所併設でパート従業員さんの定着率向上

また、少ない事例ですが託児所を設けている物流施設も見受けられます。
保育所への送迎の時間削減、そばに居られる安心感などパート従業員にとっては大きな魅力です。また、企業としても福利厚生の取組みとしての対外的なPR効果が見込めます。

離職率を下げ、従業員を定着させることが安定した経営と施設運用に繋がるという考えのもと、施設づくりを行うことが今後の更なる成長へと繋がっていくのではないでしょうか。

施設の改修・再整備を決断することで運用効率と経営の安定を実現する

長年の習慣になっていることの中には、当たり前すぎて誰もそのムダに気づかないということが往々にして隠れています。まずはこのような習慣を疑い、必要な作業は残し、ムダを削るということが必要です。

施設の改修・再整備を行うことで現場改善推進に繋がり、1人当たりの生産性を上げることが可能となります。施設の運用効率の向上が結果として経営の安定へと繋がる。そのようなことが実現できれば理想かと思います。

現在の施設に課題がある、新たな施設を計画しているが、この際にこれまでの運営を見直して、より効率的な施設をつくりたいと思われていましたら、是非プラスPMにご相談してください。
建築の域に捉われず、経営の安定と長期的な施設運用についても提案してくれるプラスPMが、皆様の悩みを解決し、経営の安定実現を支援させていただきます。


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