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病院建設

病院機能を維持しながら現地で増改築工事を進める際のポイントと注意点

私どものもとには、「新しい検査機械を導入して診療部門を強化したい」「患者数が増えたので病院規模を大きくしたい」といった病院増改築の計画が寄せられます。

更にお話を聞くと、開院時より現在の場所で運営をしており地域と強いつながりがある。近くに新しい移転場所を探したが良い敷地が見つからないなどの理由から、現地での増築・改築を望まれる法人様が多くいらっしゃいます。

病院の工事では、増改築部分以外に「見えないコスト」がかかる工事が発生し、当初見込んでいた以上の工事費がかかってしまう、また、来院している患者様にご迷惑をかけることになり、結果病院の評判を落としてしまう恐れがあります。

では、どのような方法を取れば病院機能を維持しながら、経営への影響を最小限に再整備を進めることができるのでしょうか。


現在の場所で"病院運営しながら"工事を進めるには

病院は24時間365日動き続けている建物です。現地での増築・改修を行う場合も診療を続けながら工事をしなければなりません。そのためには、計画初期の段階において新病院完成時のみでなく、工事中の病院経営への影響を考える必要があります。

増改築工事中の収益性を確保した計画となっているか

その際大きく収益を落とすことにならないか、また、部門を休止することでスタッフが病院を離れていくことにならないかなど、病院経営に直結する問題がないかの確認が必要です。増築部分への引っ越しや、切り替え時期の設定も重要です。

計画をする際に何回かに工事を分け、年度ごとの収益見込みのチェック、もしくは仮設建物を設け診療機能の別に確保をする等検討も必要となります。

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仮設計画や工程も含めた設計となっているか

収益性を落とさず現地での工事をおこなう建替え計画は複雑になります。工事中の患者様の動線はもちろんですが、スタッフやサービス動線が確保されており、各段階で動線の交差や遠回りになっていないかを確認します。また、待合や診察室に隣接した工事では、騒音や粉じんが患者様に不快感をあたえ、クレームになることや、駐車場が工事エリアになり、駐車台数やタクシーが入れず外来数が落ち込むこともあります。

工事時期ごとに稼働ベッド数の検証と、診療への影響確認を丁寧に行う必要があります。


増改築工事の注意点

増築工事を行うことで、築年数によっては既存の建物を現在の法規にあわせるため改修工事を行わなければならず、当初見込んでいた事業費を超過するケース。また、増築することで、既存の窓がふさがり採光や排煙が取れなくなり、違法状態回避の為新たな設備導入コストがかかってしまうなど、「工事をするための工事」が発生し、思いもよらぬ費用や工期がかかることがあります。

計画の構想段階から、法規も含めた計画全体を検討し改修に係る工事費・工期を見込みておく必要があります。


まとめ

増築工事は新しいスペースが出来る一方、増築によって動線が長くなり結果使いにくい病院になることもあります。

収益部門を機能強化して経営改善の効果を更に上げるには、既存で無駄になっている部分を検証し、よりコストのかからない改修工事の割合を多くするなどの検討も必要です。
プラスPMでは過去の実績より工期を分けた際の複雑になる施工計画の検証や、仮設建物の工事費算出など適切な全体計画作成のご支援が可能です。工事中の騒音対策や駐車台数をあらかじめ確認、検証することで工事中も問題のない病院運営のお手伝いをいたします。

現地での既存病院増築・改修をお考えの法人様はプラスPMに是非一度ご相談ください。


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