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設計を進めていくとなぜ建設コストが上昇する?

最近、「設計開始後に予算が大幅にオーバーしてしまって、事業が前に進まない。」との相談を医療法人さんからよく頂きます。

設計を進めていくと、なぜ建設コストが上昇するのでしょうか。

今回のコラムではそんな疑問に対してお答えしたいと思います。

設計中に建設コストが上がる原因として大きく、3つあります。

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1つ目は、設計者が運用と工事予算を検討しないまま、病院要望をそのまま設計に反映してしまう

2つ目は、設計者のエゴによる過剰設計となっている

3つ目は、外部環境の変化によるコスト増加です。

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1つ目の原因の事例として、

例えば、部門ヒアリングにおいて、運用上使用頻度が低い諸室を過剰に計画をしたり、必要以上に諸室の広さを大きくするなど、面積の増加要望に対して内容の検討をしないままに計画していることがあります。工事予算を確認しないまま、面積を増大させると、必然的にコストが増加し予算オーバーとなってしまいます。

さらに、建物の仕様を決定する際に、運用を考慮せずに、不必要な設備を過剰に設置してしまうことも原因です。

「使うかどうかわからないが念のためつけておこう」などという要望に対し、そのまま計画しているパターンです。

以前、ある医療法人さんでは、部門ヒアリングの要望をそのまま反映した為、使わない諸室にまで医療ガスの取り出し口を過剰に設置し、コストが大幅にオーバーしたという事例がありました。

運用上、本当に必要かどうかを議論しないまま計画してしまうと大幅な予算オーバーにつながります。

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2つ目の原因、

設計者エゴによる過剰設計とは、病院の経営に本質的にかかわる部分(医療提供や運営に関すること)以外にコストをかけていることが原因として考えられます。

設計者は、建設費が安くできる病院を設計するという意識よりも、見栄えが良く格好が良い"作品"を作りたいという思いの方が強い傾向にあります。

格好が良く見栄えの良い病院を作れば、病院様に満足していただけると勘違いしている設計者も中には見受けられます。確かに[見栄え]は重要ですが、限度があります。

過剰に外観にお金をかけて、経営を圧迫してしまっては本末転倒です。運用を第一に考え、投資コストに対する意匠性のバランスが重要と言えます。

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3つ目は、

外部環境が変わり、建設コスト自体が上昇している状態です。

これについては、発注者側にとって不可抗力でありますが、そのまま設計を進めていくと予算を大幅にオーバーしてしまいますので対策が必要です。

このような設計中の建設コスト上昇リスクを低減するためには、設計者にすべてを任せるのではなく、病院側でコスト・品質を管理しながら設計を進めていく必要があります。

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管理しながら設計を進めるとは、「運用するにあたり、本当にこの諸室が必要なのか、本当に、この大きさが必要なのか」また、「設備計画についても必要なスペック以上になっていないか」などを検討し、予算と品質の調整をしながら設計に反映させなければなりません。

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設計が過剰設計になっていないかをチェックするとともに、外部環境の変化を見ながら予算と計画が合致していることも確認し、建設プロジェクトを進めていく必要があります。設計中では、このようなことを検討しながら進めなければならず、これを怠ると予算超過に陥り、事業が進まなくなります。

プラスPMでは、このような事業リスクを低減するために発注者側の技術者として、事業を円滑に進めるための支援させていただいております。

設計品質の確認を行い、必要な機能を維持しつつ、コスト調整をしながらプロジェクトを進めることにより、予算内での事業推進を支援しております。

プロジェクトに不安を抱えているならば、是非一度コンストラクション・マネジメントのプラスPMへご相談ください。


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