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病院建設

病院で「避難する」ということ

朝鮮半島に不穏な空気が漂う今日このごろでは、 「有事の際はどのようにすればよいのだろう...」と考えてしまうものです。

もちろん、人工的な災害が起きなくても、自然災害のリスクというのは 日本全国どこにでもあります。

建物を建てる時、必ず守らなければならない法律の一つに「建築基準法」があります。

この法律は、建物が火災や地震、大雨・台風や大雪などに見舞われた場合でも、 中にいる人々の命を守り、安全に避難できるような最低限の性能を定めた法律、 という一面があります。

よって世の中の建物は基本的にこの法律に則って建てられています。

しかし、こと病院においては、更に考えなければならないことがあります。

それは、避難するのは「患者さん」であることです。

建築基準法において、避難する人は基本的に階段と廊下を使うことになっています。

しかし、ベッドに寝たきりだったり車椅子を使っていたりする患者さんが、 自力で階段を降りられるでしょうか。

また、例えば手術中に地震が起きたときに、手術の途中で避難できるでしょうか。

実は、病院での避難を考える上で重要なことは、「逃げる」ことよりも 「助けが来るまで安全にいられる」ことです。

「助けが来るまで安全にいられる」ようにするには、いくつか方法があります。

例えば病室のすぐ外側に広いバルコニーがあったらどうでしょうか。 バルコニーは半外部の空間で、一時的に避難し消防隊を待つ場所としては適しています。

その他にも「籠城区画」や「水平区画」という考え方があります。手術室の壁を大きな火災でも数時間は燃えない材料で作り、 扉もまた耐火性に優れた扉とすることで、手術室を他の場所から「区画」してしまいます。

たとえ開腹手術中でもその数時間の間は安全ですので、手術が終了するまでの時間が稼げます。 まるで城に籠っているようですので、この「区画」のことを「籠城区画」といいます。

また、例えば病棟において火災が起きた時にも、病棟のちょうど半分の位置で 「区画」することによって、火災が起きていないもう半分の場所に患者さんを移動できれば、 そこで安全に消防隊を待つことができます。

一時的に水平移動することで避難できますので、この「区画」のことを「水平区画」といいます。

皆様の病院計画では、患者さんの避難にちゃんと配慮がなされているでしょうか。

私共にはこれまでの数々の経験から、病院という建物計画に特化したノウハウがあります。

安全で安心な病院を皆さまとつくりあげるのも「CM(コンストラクション・マネジメント)」の 業務です。

病院建設などをお考えの際には、是非私共にご相談ください。

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