PM/CM、建設コラム

本記事では、公共施設や工場などの建設プロジェクトで専門家の支援を検討している発注者の方に向けて、コンストラクション・マネジメント(CM方式)の費用相場についてできるだけわかりやすく解説します。
なお、「コンストラクション・マネジメント(&CM方式)」の概要に関しては下記記事でご確認ください。
コンストラクション・マネジメントの費用には、一律の相場はありません。
CM費用の大半は人件費であり、案件ごとに必要な支援内容が異なるため、費用も一律にはならないのが実態です。
そのため、CM会社が提示する見積額にも差が生じます。
コンストラクション・マネジメント(CM)費用は、主に以下の4つの要素で決まります。
CM費用を左右する主な要素
ただし、CM費用はこれらの要素のいずれか一つで決まるものではありません。
複数の要素が組み合わさることで、必要な業務量や体制が変わり、見積内容や金額にも差が生まれます。
例えば、CM会社が企画段階から参画する場合は、設計者や施工者の選定支援、コスト管理、スケジュール調整など、対応範囲が広がりやすくなります。
また、プロジェクトの規模が大きい場合や関係者が多い場合には、調整業務が増えるため、より手厚い支援体制が必要になることもあります。
そのため、CM費用を見る際は、単に金額の高低だけでなく、どのような支援業務・体制・期間なのかをあわせて確認することが重要です。
CM費用の概算を把握する最も確実な方法は、CM会社に直接お問い合わせを行うことです。
依頼する業務範囲など詳細がまだ決まっていなくても、ヒアリングを重ねていくなかでCM会社が内容を整理し、概算費を見積もってもらうことが可能です。
もちろん、「どのフェーズから・何を・どの程度の精度で依頼するか」をある程度整理したうえで相談すれば、スムーズに見積書を受け取れます。
コンストラクション・マネジメント実績30年のプラスPMに見積もりを依頼する場合は、下記からご相談ください。
コンストラクション・マネジメント(CM)費用が発生することに対して、「コストが増える」と感じる方も少なくありません。
しかし実際には、CMを採用することで下記のようなプロジェクト全体のコスト管理に役立つ効果が期待できます。
CM採用によって得られる代表的な効果
それぞれについて解説します。
なお、CM方式を採用するメリットについて下記記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
CMは発注者の立場で、施工者の見積内容を精査したり、VE(バリューエンジニアリング)提案を引き出したりします。
また、仕様や仕上げを決める際には、イニシャルコストとランニングコストを比較し、最適な判断材料を提供します。
こうした関与により、必要な機能・品質を確保しながら過剰な仕様や不要なコストを抑え、無駄のない予算配分と工事費の適正化支援が可能になります。
「工事費の最適化」に関する実際のプロジェクト事例は、下記記事をご覧ください。
建設プロジェクトでは設計の不整合や意思決定の遅れなど様々な要因で、手戻りやスケジュールの遅延といったトラブルが発生しやすいです。
トラブルが発生すると、追加工事費や調整コストといった「余計な支出」につながるだけでなく、事業の遅延によって想定していた売上が減少したり、収益改善が遅れたりする可能性もあります。
しかし、CMを採用することで建設プロジェクトにおけるトラブルを未然に防ぎやすくなり、想定外の追加コストやスケジュール遅延が発生しにくくなります。
「トラブルの回避」に関する実際のプロジェクト事例は、下記記事をご覧ください。
「社内で対応すれば費用はかからない」という考え方もありますが、実際には人的コストや時間的コストが発生しています。
建設プロジェクトには専門知識が求められるため、人材の採用・育成や、担当者の学習負担、他業務への影響といった見えにくいコストも無視できません。
また、プロジェクトの性質上、社内外の関係者が多くなるため、関係者間の調整が煩雑になり、合意形成も難易度が高くなります。
そのため、プロジェクトの規模や難易度が大きくなるほど、CMを活用した方が社内対応にかかるコストを抑えながら効率的に進めやすくなります。
「社内対応の難しさ」に関する実際のプロジェクト事例は、下記記事をご覧ください。
CM費用はお客様の課題への対策と、その業務の範囲や参画のタイミング、期間、プロジェクトの規模・難易度などによって変動します。
そのため、自社のプロジェクトでは「検討中の事業予算で建設事業が成立するか」「CMを導入する場合の費用と効果はどのくらいか」を事前にCM会社等の専門家へ確認しておくことが重要です。
という段階でも、まずはプラスPMへお気軽にご相談ください。
当社コンサルタントによる初期ヒアリングは無料です。まずはお客様のご要望をおうかがいいたします。