施設の新築や改修（更新）の目的は「老朽化」だけではありません

生産工場や倉庫の建替えや改修を検討するきっかけの多くは「老朽化」だと思います。

それは単なる建物の老朽化だけではなく、設備機器の老朽化や生産ラインの老朽化を更新するために建物自体も更新することもあるかと思います。

最近、当社に相談のある新築や改修には、建物老朽化以外の目的も含まれることが多くなっています。

それは、

（1）セキュリティの強化

（2）生産管理（異物混入対策、衛生管理）

（3）省エネ、創エネ

（4）災害対策

（5）職場環境の改善

などです。

（1）と（2）はフードディフェンスの対策や生産工程での品質管理として、セキュリティや監視システム、管理システムの強化を更新に加える内容。

（3）は空調設備や照明の機器を更新することや、建物自体の断熱性能を向上させることでの、省エネ化から太陽光パネルなどによる創エネを更新に加える内容。

（4）は地震などの災害時への対策として、ＰＣサーバーや精密機器の転倒防止に免震装置を追加することや、非常用の発電機を設置するなどの内容です。

（5）の職場環境の改善は、従業員が安全に快適にそして健康的に働くことができる環境に改善するという内容で、従業員の満足度だけでなく健康の保持・増進の取組みが、将来的に収益性を高める投資である、という考えに基づくものです。

経済産業省と東京証券取引所が共同で「健康経営銘柄」を選定する取り組みも始まり、企業にとって新たな課題となっております。

これまでは生産効率を向上させること、運営経費を削減すること、安全性を確保することなどが主眼で施設づくりをしてきた感がありますが、これからは従業員の健康についても目を向けての施設づくりが求められるようになります。

プラスＰＭでは、お客様の求める課題だけでなく、社会的な背景から求められる課題も提案しながら建設事業の推進を支援しております。
このような提案も私共コンストラクション・マネジメント（ＣＭ）会社の役割です。

ニュース・ブログMENU