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本記事は、はじめて「工場建設担当」になった方に向けて、工場を建設する際の「建設会社の選び方」を詳しく解説しています。
この記事のポイント
なお、「工場建設」全体の概要に関しては下記記事でご確認ください。
建設会社の選定は、工場建設プロジェクトの成功を左右する重要な要素の一つです。
仮に自社のプロジェクトに適さない建設会社を選んでしまうと、「工期の遅延」や「予算の超過」、「品質の低下」などのリスクが考えられます。
自社の建設プロジェクトに適した建設会社を選ぶためには、以下の6つのポイントが重要です。
建設会社を選ぶ際のポイント6つ
それぞれについて解説します。
建設会社を選ぶ際の最初のポイントは、自社が建てたい工場と「同じ規模や用途の工場建設実績」があるかどうかです。
そのため、過去の施工実績は必ず確認しましょう。
過去の工場建設プロジェクトの実績を確認する方法としては、主に以下の3つがあります。
確認方法 | 内容 |
---|---|
事例の提示を 依頼する |
建設会社に過去の施工事例を提示してもらい、可能であればプロジェクトの詳細(規模、工期、予算)を具体的に教えてもらう。 |
見学の機会を 探る |
実績として挙げられた工場を見学できる場合は、現地を訪問して施工の質を確認する。 |
顧客の声を 確認する |
過去の顧客からの評価やフィードバックを聞ける機会があれば、建設後の満足度やトラブルの有無について情報を得る。 |
自社が建設を計画している工場と類似した工場の建設実績がある建設会社であれば、「工場をスムーズに建設すること」が期待できます。
業界特有の要件や規制に精通している建設会社を選ぶことは、工場建設を成功に導く重要なポイントの一つです。
例えば、食品工場ではHACCPに対応した衛生的な設計や施工が求められ、半導体工場では高度な清潔環境を確保するためのクリーンルーム設計・施工が必要となります。
専門性の高い建設会社に依頼することで、規制や基準への高度な技術力での対応や、業界の最新動向やトレンドを踏まえた適切な提案が期待できます。
建設会社はそれぞれ特性や規模が異なるため、選ぶ際の判断基準となります。
例えば、特性や規模が異なる対極として、「地元の建設会社」と「大手ゼネコン」があります。
建設会社 | 依頼するメリット | 依頼するデメリット |
---|---|---|
地元の 建設会社 |
|
|
大手 ゼネコン |
|
|
各建設会社の特性や規模を把握しておくことで判断基準が明確になり、自社にとって適切な選択ができるようになります。
建設会社を選ぶ際のポイントとして、当然「建設費用」も重要視すべき項目です。
複数の建設会社の見積もりを比較検討する際には、以下の点に注意しましょう。
見積もりを比較する際の注意点
まずは工事費や材料費、設備費などが明確に記載されているかをチェックします。
詳細な項目がなく、建築・設備・外構の大項目の一式計上となっている見積もりには注意が必要です。
金額の妥当性がわからないため、建設費に関する的確な交渉ができません。
また、単に金額だけでなく、品質やサービス内容も総合的に評価することが大切です。
適正価格を見極め、コストと品質のバランスが取れた建設会社を選ぶことが工場建設の成功の鍵となります。
建設会社の財務健全性を確認することは、「工事の中断リスクを防ぐこと」や「品質の確保」、「アフターサポートの継続性を保証すること」において重要です。
財務面が不健全な会社では、予算超過や追加コストの発生、信頼性の低下といった問題が起こりやすくなります。
施工を依頼する建設会社の財務状況を事前に確認することで、プロジェクトの成功と安定した進行を確保できるでしょう。
自社が希望する発注方式に対応しているかどうかも、重要なポイントの一つです。
主な発注方式は以下の2つありますが、工場建設ではデザインビルド(DB)方式が主流となります。
工場建設の主な発注方式
それぞれのメリット・デメリットは以下のとおりです。
発注方式 | メリット | デメリット |
---|---|---|
設計施工分離 発注方式 |
|
|
デザインビルド(DB)方式 |
|
|
自社の予算や工期、求める工場の品質に合った方式に対応できる建設会社を選びましょう。
建設会社の選定に課題を感じている場合は、第三者のプロフェッショナルに相談することを検討しましょう。
プラスPMでは、工場建設に関する豊富な経験とノウハウを基に、基本計画の立案、設計会社や建設会社の選定、設計や施工の各段階で多岐にわたるサポートを提供しています。
プラスPMにサポート依頼する具体的なメリットやサポートの流れについては、以下で詳しくご紹介しています。
建設プロジェクトを成功に導くための第一歩として、ぜひご確認ください。
生産工場・物流施設 建設、コンストラクションマネジメント
プラスPMの強み
導入の流れ・費用
選定方式は一般に大きく2種あります。
2種の主要な選定方式
ですが、複数の建設会社を比較できることから「指名競争方式」を選択するのが望ましいです。
以下、「指名競争方式」について解説します。
なお、指名競争を行わない「随意契約」については、下記記事で解説していますので、あわせてご確認ください。
「指名競争方式」は、一定の条件を満たす複数の建設会社にだけ参加を依頼し、その中から最適な企業を選ぶ方式になります。
指名競争方式は、更に「価格競争方式」と「総合評価方式」の2種類に大きく分かれます。
〈「価格競争方式」が適しているケース〉
価格競争方式は、参加した建設会社が提示した価格だけを基に、建設会社を決定する選定方法です。
価格が唯一の評価基準であるため、「評価プロセスが明確」「透明性が高い」といった点が大きな特徴です。
ただし、価格だけで契約する建設会社を決定するため、指名条件によって技術力を十分に担保することが必要です。
また、不当に低い入札価格では、適切な業務が遂行されないリスクがあるため、「最低制限価格の設定」や「専門家による価格の適正性の確認」などの工夫が求められます。
〈「総合評価方式」が適しているケース〉
総合評価方式は、建設会社を選定する際に価格だけでなく技術力や提案内容など、複数の要素を総合的に評価して建設会社を決定する選定方法です。
価格競争方式では見落とされがちな品質や安全性、独自の技術提案を評価できる点が特徴になります。
評価基準は案件ごとに設定されており、例えば「価格:技術=6:4」や「価格:技術=5:5」など、価格と技術の比率を調整することで、プロジェクトの目的に合わせた柔軟な選定が可能です。
ただし、総合評価方式では評価に時間とコストがかかり、技術提案や実績の評価が建築に対する深い専門知識がないと評価しにくい点には注意しなければなりません。
なお、「指名競争方式」で建設会社を選定する際は、コンストラクション・マネジメントの「プラスPM」に相談すると良いでしょう。
発注者のニーズやプロジェクトの特性に応じて適切な建設会社の参加を募り、価格や技術提案を客観的かつ専門的観点で評価します。
加えて、入札プロセス全体を管理することで、発注者の負担を軽減し、効率的なプロジェクト運営を実現します。
当社コンサルタントによる初期ヒアリングは無料です。まずはお客様のご要望をおうかがいいたします。