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生産工場・物流施設

取引拡大、採用活動につながる「見せる工場(魅せる工場)」を三現(現場・現物・現実)のアピールで実現する!

※2022.4.26 第2回改定(2019.6.13公開)

ここ数年、プラスPMでは数多くの工場施設のCM業務を手掛けておりますが、その際に事業主様より「見せる工場にしたい」というご要望をよくお伺いします。

工場施設自体を営業活動のツールとして活用するということで、

「自社の特徴を新規取引企業にアピールしたい」

「自社の技術力や生産力を既存取引企業にもっと認めてもらいたい」

「自社の魅力を伝え、採用活動に活用したい」

という思いです。

自社製品の製造プロセスを見ていただき、より信頼を高めるのが「見せる工場」です。

事業の特徴やモノづくり力を「三現(現場・現物・現実)でアピールする仕組み」を追加することで、新たな顧客、新たな取引先を獲得することが狙いです。

営業力のある工場を構成する要素

「見せる工場」とは、工場内に見学通路を設けて、その製造工程や現物を見せるだけではなく、企業としての取り組み姿勢や社風をも見ていただけるような工場づくりが重要だと考えます。

■工場の内部や製造過程、現物を「見せる」

1つ目の「見せる」は、自社の製品やその性能、製造過程、社員の作業状況を見せるということです。
一般的には製造エリアに面する見学通路にガラス面を設け一望できるようにしたりしますが、加えて製造工程の説明パネルの掲示を行ったり、製造工程を直近で撮影したライブ映像や録画映像を映すモニターを設置するなど、より理解しやすいように工夫します。

京都府木津川市に建設された「ヒラノテクシード木津川工場」では、クライアント様に製造エリア上部から製造過程を見学していただける通路を設けました。また、製造エリアに降りて間近で製造過程を見学できるようなルートや、地域の子供たちにも見学してもらえるように安全なルートも確保しています。

hirano1.jpg外観(夜景)

hirano2.jpgエントランスホール、ロビー

hirano3.jpg見学通路

hirano4.jpg見学通路からの見下ろし

■企業の顔として、工場の外観や外構を「観せる」

2つ目の「観せる」は、企業の社風を表現する外観や外構計画により、企業を観せるということです。
企業のポリシーや、透明性、重厚感などを工場の外観で表現するということですが、最近では屋上面に空に向けて企業サインを設けることで、WEBの地図でも視認できるようにアピールする取り組みなども見られます。

■企業の社風、社員を「魅せる」

3つ目の「魅せる」は、製品や製造過程、外観などを見ていただき、自社の社風や社員に信頼を得るということです。
企業活動としてCO2の排出削減や自然エネルギーの活用をアピールすることや、クリーンルームなどのシステムをあえて見せることでの信頼性の獲得など、「見せる」を通して「魅せる」工場とします。

従業員の視点での「見せる工場/魅せる工場」づくり

魅せる工場とするためには、従業員が充実感を覚えながら働く組織であり、5Sの行き届いた工場を見せることで顧客の信頼を得ることが必要になります。

従業員の意識が高まり、工場内が清潔かつ整頓された状態であることは、環境にやさしく、安全にもつながります。
加えて、整理が行き届き整頓された状態は、効率的でない作業を減らす要因になります。人手不足が深刻化する製造業では、少ない人数で仕事の効率を高めていくことが可能となることでしょう。顧客から高い評価を得ることで、そこで働きたいと思わせ人材採用を促進することにもつながります。

このような視点で、品質力・技術力・対応力などの自社の特徴を的確にアピールすることができれば、価格競争に陥らずに新規取引先の獲得につながると考えます。

見せる工場、営業力のある工場、取引拡大に繋がる工場

工場を自社の営業マンにする

私たちプラスPMは、お客様の工場建設のコンセプトを抽出し、最適な"見せたい"+"魅せたい"を具現化する支援をしています。

「見せる工場/魅せる工場」づくりをすることで期待できる効果は、

  • 見せることにより、開かれた工場の安心・安全をアピールすることにつながります。
  • 見られることで、整理整頓、安全等に対するモラルが向上します。
  • 見学者の反響が従業員のモチベーションアップにつながります。
  • 工場内部を見てもらえるようにすることで、エンドユーザーの興味を喚起できます。

最近では、製品の魅力や企業の歴史、技術、取組みなどを展示、アピールするエリアを設けるなど、採用活動時にも工場を活用できるようにした事例があります。

滋賀県野洲市の「オーケーエム 本社・研究開発センター」では、エントランスホールや来客者様との打合せエリアの付近に展示スペースを設け、社史や商品、独自の技術などを説明して回れるよう工夫しました。

okyakusama.jpg

OKM1.jpg

自社製品のオブジェ展示

OKM2.jpg

展示スペース

OKM3.jpg

研究室通路
(内部が見える窓を設置)

取引先や製品バイヤー向けの見学者対応施設から、一般見学者対応施設まで、数多くの工場建設で培ってきた『見せる工場/魅せる工場』の手法を導入し、最新技術やトレンドを盛り込んだ最適な提案をお求めなら、ぜひ一度ご相談ください。


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